シャーペンの芯

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30年程前、自動車メーカーで開発をしている時、シャーペンの芯が無くなったので、庶務の人にシャーペンの芯をもらいに行きました。

そのシャーペンの芯は、1本いただけました。

またシャーペンの芯が無くなったので、庶務の人にシャーペンの芯を1本いただきました。

もっと数本欲しかったですが、いただける芯は1本だけです。

消しゴムが小さくなったので、庶務の人に消しゴムをもらいに行きました。

新しい消しゴムは、小さくなった消しゴムと交換で新品の消しゴムがいただけました。

ボールペンも同じで芯の交換でした。

レポート用紙は1枚ずつもらえました。

その当時、この場所には勤務者2万人がいて、この躾をされていることを知りました。

だから原価低減会議で1円以下の検討を真剣にできるのかと気づかされました。

あの大会社はここに開発の原点があるような気がします。

今は出来るだけ必要な時に、必要なだけ購入するようにしています。

大量購入するより、必要量を購入すると原価は高くなりますが、大切に使用することが出来ます。

シャーペンの芯の力は大きい。

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