私が在籍をしていた米国の従業員数13万人の会社、本社の技術担当は各製品担当が1名だけでした。
製品開発をするときは、その担当者がお客様の窓口となり調整をしていきます。
では、設計は誰がするのかということが問題になります。
それは、地元の設計会社又は海外の拠点に依頼をして設計者を集めて設計対応をするスタイルでした。
日本の神奈川で北米生産の車両開発をするときは、日本の神奈川へ設計者を集めました。
広島で設計をするときは、広島に設計者を集めました。
デトロイト、フィリピン、インド、イギリスから優秀な設計者が来てくれました。
これらの優秀なエンジニアが持っているノウハウは、従来技術と新技術の融合を図ります。
日本でもこのような「影武者」スタイルにすることで、技術の伝承や新技術開発がスムーズに行えると考えています。